1980年代に使われだしたDINKSという言葉は子どもを持たない夫婦を表し、2000年代にはDINKS向けの物件が住宅市場に増えてきました。
今回は、DINKS向けの賃貸物件の特徴やメリット・デメリットについて解説します。
賃貸物件をお探し中の方はぜひチェックしてくださいね。
DINKS向け賃貸物件の特徴とは
そもそも、DINKSとは単に子どもがいない夫婦を指す言葉ではありません。
「Dobule Income No Kids」の頭文字を並べたものがDINKSで、意図して子どもを持たない共働きの夫婦やそういった生活スタイルを指し、1980年代頃から使われるようになった言葉です。
2000年代になると、それまで単身者向けやファミリー向けが中心だった住宅市場にDINKS向けの物件が増えてきました。
DINKS向けの住宅は、市街地中心部に住み替え可能な賃貸物件であることが特徴です。
これは、共働きのためスーパーマーケットが遅くまで営業していることや通勤の利便性の高さが求められ、商業地域や市街中心部の生活に便利な地域が好まれるからです。
また、転勤があっても物件探しと引っ越しの手配だけで住み替え可能な賃貸物件が便利です。
間取りは2LDKで30㎡から60㎡の広さが中心となっています。
DINKSにとって賃貸物件で暮らすメリットとは?
DINKSにとって転勤や転職などがあって物件探しと引っ越しだけで生活環境を変えられる賃貸物件は、フットワークが軽くなれるのでこれがメリットと言えるでしょう。
また、住宅を購入するとたいていの方が住宅ローンを借りることになりますが、支払いが滞ってしまいローン破綻に陥る方もいらっしゃいます。
賃貸物件である限りローン破綻にはなりませんし、収入が減るようなことがあれば、家賃が安い賃貸物件に引っ越すことで対応可能です。
趣味やライフスタイルの変化に合わせて引っ越しが可能な賃貸物件は、DINKSにとってメリットが多いことでしょう。
DINKSにとって賃貸物件で暮らすデメリットとは?
DINKSが賃貸物件で暮らすメリットをご紹介しましたが、デメリットはどんなことがあるのでしょうか。
賃貸物件で暮らす以上、家賃を払い続けることになり、これは財産になることもなくお金を捨てていると考えることもでき、無駄だと考えるとデメリットと言えるでしょう。
また、家賃の値上げがあれば予定外に毎月の出費が増えることになります。
賃貸物件で生活し続けることでもっとも不安になるのが老後の生活です。
老後の年金生活で家賃を毎月払い続けるのは大変です。
生涯賃貸物件で暮らすのであれば、一生分の家賃を若いうちに貯蓄しておく必要があり、これはデメリットと言えるでしょう。