不動産売却で必ず抑えておきたいのがオーバーローンです。
住宅ローンが残っていても条件を満たしていれば不動産の売却は可能です。
しかしローンが残っている状態である「オーバーローン」の場合は注意する必要があります。
この記事では、オーバーローンとは何か、その調べ方やオーバーローンの際の売却する方法について解説しますので、不動産売却を検討されている方は参考にしてみてください。
不動産売却時には知っておきたい「オーバーローン」とは？
オーバーローンとは、住宅ローンの残債が不動産の売却金額を上回っている状態を指します。
そしてこの状態での売却は難しいため、後述するような対処が必要となります。
一方、似た言葉に「アンダーローン」がありますが、こちらはオーバーローンとは反対で住宅ローンの残債が売却金額を下回っている状態であり、大きな問題もなく不動産売却をおこなうことが可能でしょう。
不動産売却の予定のある方は必見！オーバーローンかどうかの調べ方
売却予定の不動産がオーバーローンかどうか知るには、残りの住宅ローンの金額と不動産の売却価格を差し引きすれば分かります。
●残りの住宅ローンを調べる
金融機関からもらう「残高証明書」やインターネット上などで返済状況を確かめ、住宅ローンの残債を調べましょう。
●売却価格を調べる
不動産相場を調べるには、「レインズ」や「土地総合情報システム」などのサイトを用いる方法があります。
しかし正確な価格を知るには、信頼できる不動産会社に依頼するのが良い方法でしょう。
もし「気になるから調べてほしい」と思われたなら、ぜひ我が社へ気軽にご相談ください。
オーバーローンでも不動産売却をする方法とは
●自己資金を使う
自己資金を使えば、オーバーローン状態でも不動産売却が可能です。
ただし、ローン残債と売却価格の差額が大きい場合は十分な預貯金がある方でないと厳しいでしょう。
しかし自己資金であれば早く売却することが可能ですので、車を売ったり親族に借りたりして資金を集められる方には有効と言えます。
●買い替えローンを組む
買い替えローン（または「住み替えローン」）とは、現在のローン残債と新しい住宅ローンの購入資金をあわせたお金を借りられるローンのことです。
しかし住み替えローンは金融機関の審査に通らなければならなく、審査自体のハードルも高いものです。
新しい物件を購入したい方、収入にゆとりがある方におすすめの方法です。
●任意売却をする
任意売却とは、借入先の金融機関の合意を得て、オーバーローン状態であっても不動産を売却できる方法のことです。
任意売却後もローンが残れば返済は続きますが、無理のない返済計画を立てられる可能性があり、計画的な返済ができる方におすすめの方法でしょう。
