昨今、中古住宅のフルリノベーションと言う言葉をよく聞きませんか?
そもそも、フルリノベーションとは、具体的にどのような方法か、知らない方も多いと思います。
また、フルリノベーションのメリットや費用も気になりますよね。
本記事では、中古住宅のフルリノベーションのメリットや費用について解説していきます。
中古住宅のフルリノベーションとは
リノベーションとは、間取りや、内装の作り替え、水回りなどの機器を最新のものに交換するなど、家の機能を向上させることをいいます。
リノベーションをすることで、自分のライフスタイルに合った住宅にすることが、可能といえるでしょう。
フルリノベーションとは、住宅を解体して、柱などの基礎部分だけを残した状態でリノベーションすることです。
フルリノベーションをすることで、間取りを大きく変えることができ、増築・減築もできます。
また、基礎以外を解体することで、耐震補強や断熱対策を、最新のものに変えることも可能なので、中古住宅でも安心・安全な住宅となります。
中古住宅をフルリノベーションするメリット
中古住宅をフルリノベーションするメリットは以下の3点です。
場所の選択肢が増える
新築で家を建てようとすると、条件に合った土地を探すのに時間がかかる可能性があります。
駅や商業施設が近い立地の良い場所は、住宅街や建物が所在している場合が多く、新たな土地を見つけるのは大変なことです。
その点、中古物件の場合は、条件に合った土地が見つかりやすい傾向にあるので、希望の場所で土地を見つける選択肢が増えます。
新築よりも費用を抑えることができる
中古の戸建てや、マンションをフルリノベーションすると、新築の住宅を購入するより費用を抑えることができます。
たとえば、同じ条件下で新築の戸建てを購入する場合と、中古戸建てを購入してフルリノベーションする場合の費用を比較すると、フルリノベーションするほうが20~30%ほど、安く済むことが多いです。
理想の間取り・設備に変更できる
フルリノベーションは、住宅を解体して柱など、家の基礎部分だけを残した状態にするので、水回りを含めた全体的な間取りをある程度、自由に設計することが可能です。
間取りだけでなく、耐震補強や断熱対策などの設備も好みのものを選べます。
中古住宅をフルリノベーションする際の費用相場
フルリノベーションは新築住宅の購入や、解体して住宅を建て替えるより、費用を少なくできる事例が多いです。
中古戸建てや中古マンションを、フルリノベーションした際の費用の相場は以下のようになります。
戸建ての場合、1,000~2,000万円程度が費用相場といわれています。
床面積が広い場合や、耐震補強や断熱対策をすると、費用が高額になるパターンが多いです。
マンションの場合も、住宅の大きさや、使用する建材・設備などによって費用が大きく変わります。
900~1500万円程度が費用相場といわれています。