住み替えなどの事情で、家の売却を検討している方にとっては、新居とローンの2重の支払いは大きな出費です。
今の家に住みながら、不動産売却することはできるのか気になりますよね。
ここでは、住みながら不動産売却をおこなう方法やメリット、注意点をご紹介します。
住みながら不動産売却する方法
家を売却するときには必ずしも空き家である必要はありません。
売主が住みながら、購入希望者への内覧に対応することで売却は可能です。
内覧の要望はいつくるかわからないので、売却中は週末などに予定を入れるのは難しいこともありますが、スムーズな売却のためには、常に内覧できるよう準備しておくと良いでしょう。
また、購入希望者に良い印象を持ってもらうため「水回り」や「収納スペース」の清掃と、内覧前には家の換気をおこなうことをおすすめします。
内覧開始前にハウスクリーニングを依頼するのも、スムーズな売却には効果的です。
住みながら不動産売却するメリット
住みながら不動産を売却する最大のメリットは「売却で得た資金を返済や新居の費用に充てられること」です。
また、売却前に新居に移ると、今までの家のローンと新居の費用でダブルのコストがかかってしまいます。
しかし住みながら売却する場合は、このコストがかかりません。
売却が決まるまで、新居のコストがかからないのもメリットといえます。
また、内覧時に購入希望者が実際に住むイメージをしやすいことや、物件の魅力を直接伝えることができるのもメリットの一つです。
住みながら不動産売却をするときの注意点
内覧をおこなうときの注意点として、内覧中はついて回らず、他の部屋で待機するようにしましょう。
購入希望者にとっては、実際に住んでいる家を見て回るのは気兼ねしてしまうものです。
他にも専用のスリッパや出迎えなど、小さな気遣いで売主の印象を良くすることも、スムーズな売却にとっては重要です。
また住みながら売却を進めるときには、売却から家の引き渡しまでの期間は3~4か月ほどの猶予を持って契約しましょう。
売却活動と同時に新居の情報を集めておくこともおすすめします。
もし引っ越し先が決まらないまま、引き渡し日が来てしまうと仮住まいのコストがかかってしまうので注意が必要です。