現在所有している不動産を売買するとき、固定資産税はどうなるのでしょうか。
そもそも固定資産税とは何か、いつ、いくらの支払いが必要か把握していますか?
売買時に与える影響を解説していきます。
宝塚に不動産がある方や伊丹や川西に住んでいる方、尼崎や西宮の物件を購入したい方はチェックしておきましょう。
不動産の固定資産税とは
固定資産税とは、所有している土地や家屋、事業用資産の償却資産に対してかかる税金のことです。
固定資産課税台帳に登録されているものに対して課税され、毎年1月1日時点で登録されていれば課税対象になります。
自治体によって税率は異なりますが、1.4% から1.6%ほどの場合が多いでしょう。
売却時はタイミングによっては引き渡し後に支払い用紙が届くことがありますが、売買契約を結ぶときに固定資産税の振り分けをおこなうことがほとんどでしょう。
たとえば、7月1日引き渡しの場合は売主の所有期間、買主の所有期間は半年ずつになります。
そのため、税金も半分ずつ負担するために、物件購入費の諸費用内に半年分の税金を入れ、実際の負担は折半しているかたちになりますが、支払いは売主がおこなうことになります。
不動産の固定資産税はいくら?
固定資産税の計算方法は、課税標準額とも呼ばれる評価額に自治体の標準税率をかけて算出されます。
評価額は3年に一度見直しされ、見直し時の地価や築年数による経年劣化などが考慮されて評価額が決定します。
売買時は前回の税額と、地価や軽減措置の期間などをチェックしておきましょう。
不動産の固定資産税はいつ支払う?
支払い時期は自治体によって多少異なりますが、多くの場合は4月から6月の間に納税通知書と振込用紙が届きます。
分割払いと一括払いのどちらかを選択することができます。
ちなみに年金などとは違い、分割で支払っても一括で支払っても支払総額は変わらないので、無理のない支払方法を選択しましょう。
ただし、支払い期日を超えてしまうと延滞料がかかるので注意が必要です。