これから賃貸物件を比較するなら、階数の違いの特徴を比較してみましょう。
とくにグレードの高さを重視する方には、最上階がおすすめです。
一番高い階はどのような特徴があるのか、3つにわけてご紹介します。
賃貸物件の最上階の家賃について
マンションのなかでも最上階は人気があるため、家賃は高めに設定されています。
家賃が高めなのは、日当たりや眺望の良さを考慮しているためです。
とくに住宅が密集しやすい都市部では、日当たりは賃貸物件選びで重要な要素でしょう。
下の階と比べて最上階の条件が良ければ、家賃が高くなるのは当然です。
また、上層階は富裕層が住むイメージも影響しているでしょう。
富裕層のニーズを満たすためグレードが高くなっており、値段が高めの物件もあります。
このようにマンションでの家賃設定は、1階から順番に高くなるケースが少なくありません。
たとえば、1階が8万円なら、最上階は10万円などです。
賃貸物件の最上階では騒音問題はある?
最上階は、上に建物はなく騒音リスクが低めです。
横に部屋があれば壁を伝っての騒音はありますが、階下からの音の多くは響きません。
賃貸物件での騒音では、上の階からの音が気になることが多いでしょう。
たとえば、子どもが走り回る音、電化製品の伝わる音、物を落とした音などです。
一方で最上階なら、これらの音はほとんどありません。
また、物件によっては1フロアを独占できる場合があります。
隣り合った部屋がなければ、横からも下からも騒音に悩まされる心配がありません。
とくに、犬の鳴き声が気になる方や、子どもが居ない家庭、朝ゆっくり寝ていたい方に、最上階は人気があります。
ただし、窓を開けると車の音や風の音はするかもしれません。
上の階になると風が強くなりやすいため、窓から入る音が気になる場合があります。
賃貸物件の最上階は日当たりが良い?
周りに遮る建物がなければ、日当たりは良くなるでしょう。
日当たりが良ければ、日中に日差しで部屋が暖められ、冬だと暖房代の節約にもつながります。
また、日中は明るく照明をつけなくても過ごすことができます。
ほかにも洗濯物や布団を干しやすく、植物が育ちやすくなるでしょう。
マンション特有のカビを防ぐ効果も期待できます。
カビ対策は窓をあける通風も重要ですが、風通しの良さから湿気がこもりにくくなります。
ただし、西日が強いと夏の暑さがきついかもしれません。
日当たりを重視するなら、窓や壁の断熱性能をチェックしてください。
断熱性能が高い建物なら、冷房の効率が良くなり、夏の暑さはそれほど問題にはなりません。