不動産を売却しようとして活動していても、思うようにいかず長引くケースが見られます。
できるだけ早く売りたいものの、どのようなケースだと取引に時間がかかるのでしょうか。
そこで、この記事では不動産の売却が長引くケースについて解説していきます。
不動産の売却が長引く原因
取引が思うようにいかず、予想外に長引いてしまうケースには、どのような原因が考えられるのでしょうか。
物件を売却する時期が適していない
物件は、人が移動する春と秋が売れやすい傾向が見られます。
このタイミングを逃してしまうと、移動する方の需要が見込めなくなるため、取引が長引いてしまうのです。
物件の条件が悪い
たとえば、交通の便が悪い地域の物件は、需要が低く売れにくい傾向が見られます。
また、物件の価格が相場よりも高い場合も売れ残る原因です。
不動産会社との相性が悪い
売却が長引く原因として、不動産会社との相性も考えられます。
扱うエリアや物件の種別が会社に適していなければ、売れるまでに時間がかかる可能性があります。
不動産の売却が長引く場合の対処法
不動産の売却を長引かせないためには、上記で挙げた原因を解決することが大切です。
下記で、具体的な対処法を解説します。
人が移動する時期に売却する
進学や就職、転勤の多い時期は春と秋です。
具体的には、
●1月から3月
●大型連休前
●9月から11月
が物件を売るのに適しているので、この時期にタイミングを合わせましょう。
相性の良い不動産会社を選ぶ
エリアや物件種別に関わる問題の対処法は、対象物件の売り出しが得意な不動産会社を選ぶことです。
加えて、売りに出す物件に適した媒介契約を選ぶと、取引が長引くのを防げます。
不動産の売却にかかる期間を知って長引くのを防ごう
一般的に、すべての売却活動が終わるまでの期間は、約3か月から6か月です。
つまり、半年は時間に余裕を持っておきましょう。
物件を売るまでの流れは、下記のとおりです。
●査定
●会社と媒介契約を結ぶ
●内見、価格などの交渉
●購入者と売買契約を結ぶ
●代金の支払い、受領
●物件の引き渡し
このような手続きを経て、ようやく取引が終了します。
ここまでの期間が、約3か月から6か月かかることが一般的です。
しかし、購入者が現れなければ6か月以上かかってしまいます。
平均的な期間を踏まえて、効率の良い活動ができるようにしていきたいですね。