ウォークインクローゼットは便利な設備であり、賃貸物件をお探しの方からよく注目されています。
ただ設備の概要や特徴を押さえていないと選んだ住まいに後悔することもあるため、入居前に一度詳細を確認しておくと良いでしょう。
今回はウォークインクローゼットの概要のほか、メリット・デメリットや収納アイデアもご紹介します。
賃貸物件のウォークインクローゼットとは?クローゼットとの違い
ウォークインクローゼットとは、1つの部屋を丸ごと収納スペースとした設備のことです。
ハンガーパイプや棚などが設けられているため、クローゼットとして違和感なく使用できます。
普通のクローゼットとの違いは、人が収納スペースの中に入れるかどうかです。
ウォークインクローゼットは居室よりは狭いことが多いものの、一般的なクローゼットよりは広く、大人が問題なく中に入れます。
一般的なクローゼットは収納スペースの前に立ってものを出し入れするのが基本であり、中に人が入ることは想定されていません。
間取り図においても両者は区別されており、ウォークインクローゼットは「WIC」、クローゼットは「CL」と書かれます。
ウォークインクローゼットのメリットとデメリットとは?
ウォークインクローゼットは広いため、衣服をハンガーにかけたまま並べられたり、帽子やアクセサリーなどもあわせて保管できたりするメリットがあります。
保管物が見渡しやすくもあり、日々の服装のコーディネートを考えやすくなるでしょう。
室内が広いおかげでその場で着替えもでき、さまざまなコーディネートが試せます。
姿見を置いておけば、身だしなみを整える部屋としても違和感なく使用可能です。
さらに大型のキャリーケースといった普段使わない荷物の保管もでき、居室などそのほかのスペースがスッキリします。
以上のメリットの一方で、ウォークインクローゼットは住まいの中でスペースを取りやすいため、そのほかの部屋が総じて狭くなるのがデメリットです。
また収納スペース内には、一般的に窓や換気口がありません。
どうしても湿気が溜まりやすく、ともすると保管物にカビが生えてしまいます。
ウォークインクローゼットの収納アイデアとは?
ウォークインクローゼットをうまく活用するため、まずは各保管物で置き場を決めることをおすすめします。
定位置が決まると、ものの出し入れに時間がかからなくなって便利です。
大量にものを収納すると定位置が決まらず、保管物も見渡しにくくなるので、7~8割程度の使用に留めるのも良いでしょう。
スペースに余裕があれば、ウォークインクローゼットの中に別途家具を置くのもおすすめです。
収納量が増えたり、整理整頓がしやすくなったりして、より便利に設備を活用できます。
まとめ
ウォークインクローゼットは総じて広く、ものの出し入れにあたって大人が中に入れます。
さまざまなものを収納でき、保管物を見渡せるなどのメリットがありますが、住まいの中でスペースを取りやすいといったデメリットもあります。
設備の活用アイデアもふくめ、それぞれ入居前に確認しておきましょう。
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