不動産会社を利用した不動産の売却は仲介と買取の2種類が存在します。
仲介が不動産会社を経由して個人の買主を探す売却であるのに対し、買取は不動産会社そのものが買主となる売却です。
今回は2種類の売却のうち、買取について一連の流れを解説します。
不動産を買取してもらうにはどのような準備と手続きが必要となるのか見ていきましょう。
不動産買取はまず事前準備と情報収集から
不動産を買取してもらうと決めた場合、最初におこなうべきプロセスは相場に関する情報収集です。
買取価格は仲介の7割程度になることを念頭に、売却したい不動産の買取相場を調べておきましょう。
相場に関する情報は次のプロセスである査定の際にその査定額が妥当かどうか判断する指標となるほか、価格交渉の場でも役に立ちます。
また、スムーズに買取を進めたい場合は書類の準備も重要です。
登記に関する書類や境界確認書などを用意し、必要であれば再発行や再作成を済ませておきましょう。
不動産買取では査定が重要
事前調査と準備が終わった後は不動産会社に連絡し査定を受けましょう。
査定には簡易査定と訪問査定の2種類があり、それぞれ確認項目や査定の精度が違います。
簡易査定は名称どおり簡易的な査定であり、不動産の場所や築年数など書類上で確認できる情報だけを参考にするため、訪問してもらう必要がありません。
インターネットだけでも完結可能な手軽さが魅力ですが、実際の不動産を確認せず査定をおこなうため、精度は低めになります。
訪問査定は専門家が実際に訪問し、直接不動産の状態を確認しておこなう査定です。
書類上ではわからない特徴や老朽化の度合いなどが考慮されてるため、より正確な査定が期待できるでしょう。
一方、不動産会社とのやりとりが多くなるため、簡易査定より手間と時間がかかります。
不動産買取をしてもらった場合の確定申告は必要?
査定が終わった後は、引き渡し日などの条件を確認し売買契約を結ぶことになります。
しかし、決済や引き渡しが終わった後に忘れてはいけないもう1つのプロセスが確定申告です。
不動産を買取してもらい利益が発生した場合、売主は確定申告をおこなわなくてはいけません。
買取価格から購入価格と諸経費を差し引き、利益が出ていないかしっかり計算しておきましょう。
利益が出ていない場合でも損失が大きければ税金に関して優遇が受けられる可能性があるため、きちんと調べておくのがおすすめです。
必要であれば相談窓口なども利用し、忘れずに手続きをおこなってください。
まとめ
買取は不動産会社が買主となる不動産売却方法の一種です。
まずは相場についてしっかり事前調査をおこない、簡易査定と訪問査定から適切なものを依頼しましょう。
最後に確定申告が必要になることもあるので、注意しましょう。
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